
プレスリリース
Soracle、大阪府・市と「空飛ぶクルマ」のビジネス化推進に向けた連携協定を締結 ~大阪・関西万博での取り組みをレガシーとして未来へ繋げます~
株式会社Soracle(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 太田幸宏、以下「Soracle」)は、大阪での「空飛ぶ
クルマ」のビジネス化に向け、相互連携・協力体制の構築、取組みの充実を図ることを目的とし、大阪府および
大阪市との間で「空飛ぶクルマのビジネス化の推進に向けた連携協定(以下、「本協定」)」を締結しました。
(左から)吉村洋文大阪府知事、日本航空 宮坂久美子西日本支社長、
Soracle 佐々木敏宏代表取締役、同 太田幸宏代表取締役、
住友商事 髙島恭一郎関西支社副支社長、横山英幸大阪市長
空飛ぶクルマのビジネス化に向け、Soracleの株主である日本航空株式会社はこれまで、4月の2025年日本国際
博覧会(以下、「大阪・関西万博」)開幕時から、空飛ぶクルマが行き交う「未来の空」を描いたイマーシブ
シアター「そらクルーズ」(*1)を提供するとともに、Soracleは、この「未来の空」の実現に向けた第一歩として
7月に「Future Sky Experience」として実機サイズのモデル機展示(*2)を実施しました。さらに、2026年には
大阪・関西エリアにおいて、Archer社が開発する“Midnight”による実証運航も予定しています(*3)。 本協定の下、大阪・関西万博でのこうした取り組みをレガシーとして引き継ぎながら、2027年中の大阪・関西エリアにおける
商用運航開始に向けた具体的な取り組みを大阪府および大阪市と連携しながら推進し、新しい移動価値の創造を
めざします。
(*1) 2025年3月13日プレスリリース
JAL、大阪・関西万博でイマーシブシアター「そらクルーズ」を開設|プレスリリース|JAL企業サイト
(*2) 2025年6月4日プレスリリース
Soracle、大阪・関西万博で空飛ぶクルマ “Midnight” 実機サイズ・モデル機を展示~実用化間近となる空飛ぶクルマを観覧・体験~ | Soracle
(*3) 2025年4月3日プレスリリース
大阪・関西万博およびその後の社会実装に向けた取組みについて | Soracle
【本協定に基づく具体的な取組み例】
1.大阪を中心とする関西地域での空飛ぶクルマの運航ネットワーク形成に関すること
① 観光分野を中心とした空飛ぶクルマビジネスモデルの構築
・観光分野におけるビジネスモデルの検討と具現化に向けた方策の推進
② 観光以外の分野での利用に向けた調査・検討
・大阪を拠点として関西各地の主要地点や空港への展開に向けた検討
③ インフラ整備
・運航ネットワークの形成に必要な離着陸場の整備推進に向けた調査・検討
・事業立上げ・拡大を支える後方支援体制(整備施設・人材養成等)の検討・構築
・事業立上げ・拡大を支えるインフラ・データ基盤の整備
2.空飛ぶクルマ関連ビジネスのワンストップ型展開支援に関すること
① 社会実装に必要な支援項目の洗い出し・対応
(例)試験飛行を含む運航にかかる離着陸場、経路等における自治体や官民関係者との調整・環境整備など
② 官民関係者と連携した事業環境を踏まえた制度整備・規制緩和の検討
③ 空飛ぶクルマに対する社会受容性の効果的な向上に関する事項
(例)機運醸成(対外発信、プロモーション)
3.救急医療、災害時における支援等に関すること
① 救急医療における空飛ぶクルマの活用方策の調査・検討
・空飛ぶクルマを活用した救急搬送の可能性調査・検討
② 災害時における空飛ぶクルマの活用方策の調査・検討
・災害時に空飛ぶクルマを活用した救助活動、物資搬送等の可能性調査・検討
【吉村大阪府知事、横山大阪市長コメント】
大阪府知事 吉村 洋文さま
この度、Soracleさんと大阪府・市とで、この空飛ぶクルマについての連携
協定を結ぶことができ、本当に嬉しく思います。
大阪・関西万博での空飛ぶクルマの展示により、多くの来場者の方や府民の皆さんが、空飛ぶクルマに乗って空を自由に移動したい、旅したいと
思っていらっしゃると思います。
それを2027年、この大阪ベイエリアで実現する。そこに向けて様々な課題
はあろうかと思いますが、Soracleさんと協力し、大阪府・市も全面的に
当事者として取り組むことで、2027年に商用運航を、そして大阪に来れば
空飛ぶクルマに乗ることができるということをめざしていきたいと
思います。大阪・関西から、空の移動革命を実現していきましょう。

大阪市長 横山 英幸さま
今回、Soracleさんというパートナーと素晴らしい連携協定を締結できる
ことを嬉しく思います。
現在開催している大阪・関西万博において展示した空飛ぶクルマの技術を
社会実装していくことは大きな目標の一つであり、2027年の商用運航開始
に向けて歩みを進めるSoracleさんを大変心強く思います。空飛ぶクルマの
可能性は大きく、観光のみでなく、連携協定にもある医療・災害向けの
活用にも期待をしておりますし、大阪は海に面していることから、初期
フェーズにおける社会受容性の向上とその先の初期実装という観点では、
適した場所と確信しております。大阪市には空飛ぶクルマの専用離着陸場
の大阪港バーティポートがありますので、ぜひご活用いただきたいと思います。
商用運航の実現に向け、大阪府と一丸となってSoracleさんをサポートしてまいります。

■Soracle概要
- 社名
- 株式会社Soracle
- 事業内容
- eVTOL(空飛ぶクルマ)による航空運送事業
(許可取得予定) - 設立
- 2024年6月
- 代表者
- 代表取締役 太田幸宏・佐々木敏宏
- 株主
- 住友商事、JAL
- 所在地
- 東京都中央区
- ホームページ
- https://www.soraclecorp.com/
