
プレスリリース
大阪・関西万博およびその後の社会実装に向けた取組みについて
株式会社 Soracle(以下「Soracle」)は、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)において、eVTOL “Midnight” 実機サイズのモデル機体を展示いたします。また、空飛ぶクルマによる旅客輸送サービスの商用化に向けて、2026年に大阪・関西エリアでの実証運航を実施します。
大阪・関西万博における取組み
Soracleは、2024年9月、大阪・関西万博「スマートモビリティ万博 空飛ぶクルマ」協賛契約を締結し、日本航空株式会社から「空飛ぶクルマ」運航事業を承継のうえ、米国Archer Aviation Inc.(以下「Archer社」)とともにeVTOLデモンストレーション運航を目指してまいりました。しかしながら、タイミングが合致せず、Archer社は大阪・関西万博会期中のデモンストレーション運航に対応できなくなりました。そのため、大阪・関西万博においてSoracleは、Archer社の実機サイズのモデル機体展示を行うことといたしました。
このモデル機体展示では、Archer社が開発を進める“Midnight”を間近に体感いただき、新しい空の移動手段としてeVTOLの可能性を感じていただけるよう準備を進めてまいります。
Archer社製eVTOL “Midnight” 🄫Archer Aviation Inc.
モビリティエクスペリエンスエリア内 EXPO Vertiport 🄫オリックス株式会社
【モデル機体展示概要】
- 展示期間
- 調整中(詳細については決まり次第公表予定)
- 展示場所
- モビリティエクスペリエンスエリア内 EXPO Vertiport
大阪・関西万博 空飛ぶクルマ会場概要
https://www.expo2025.or.jp/future-index/smart-mobility/advanced-air-mobility/ - 展示機体
- eVTOL “Midnight” 全長約10m、全幅(翼長)約15m、全高約4m
eVTOL社会実装に向けた取組み
Soracleは、日本初のeVTOLによる旅客運送事業を実現すべく、大阪・関西万博でのモデル機体展示の実施と並行し、航空運送事業許可の取得準備を進めています。なお、Archer社“Midnight”の機体開発は着実に進んでおり、2026年には、当該機を使用して大阪・関西エリアにおける有人・二地点間の実証運航を計画しています。詳細については、決まり次第公表いたします。

🄫Archer Aviation Inc.
Archer社最高商務責任者(CCO)ニクヒル・ゴールのコメント
「現在、機体の型式証明取得と商用化に向けて必要なマイルストーンを通過できるよう、有人試験飛行プログラムに社を上げて取り組んでいます。そのため、Archer社として、現時点では米国での飛行試験に注力することが必要であると判断しました。残念ながら大阪・関西万博でのデモンストレーション運航についてはタイミングが合致せず対応できませんが、日本における空飛ぶクルマの商用化を支援する取組みとして、2026年のデモンストレーション運航を計画し実現したいと考えています。大阪・関西万博においては、Soracleと連携し、Midnight機の実機サイズのモデル機体展示を実施し、来場者の皆さまが空飛ぶクルマを間近でご覧いただける機会を提供します。Archer社は、日本におけるパートナーと共にこうした取組みを進めていけることを楽しみにしています。
Soracleは、大阪・関西万博でのモデル機体展示を皮切りに、2026年の実証運航を通じて、eVTOL社会実装を早期に実現し、地球に優しく、より身近で新しい移動価値の創造を目指します。